当塾の近くにある滋賀県立彦根翔西館高等学校。

　商業系の高校で毎年１５０名前後が大学に進学、８０名前後が県内の名のある企業に就職する等、進学先が多くまた部活動も盛んでとても人気のある高校です。今日は翔西館高校の一般選抜に合格できる学力について述べます。

１　中学３年生の実力テストで２５０点以上取る

　中学３年生は夏休み明けからひと月ごとに実力テストが実施されます。この実力テストは中学１年の最初から現在まで習った範囲から出題されるので、範囲が広く中学１，２年生の所もしっかり覚えていないと意外と点数が取れません。１学期の中間・期末テストでは高得点を取っていた生徒も苦戦するのではないでしょうか？

　実力テストは３月に実施される一般選抜入試の模試的な意味合いがあります。一般選抜も中学３年間の総合問題なので、実力テストで点数がとれないと一般選抜でも点数がとれない恐れがあります。ですから実力テストの結果を見て自分が苦手な科目や単元をしっかり克服する必要がありますね。

　中学３年生の２学期に学校での三者面談で進路相談がありますが、進路は実力テストの点数と内申点によって先生から「君はこの高校がお勧めだよ」と言われます。実力テストの点数によって勧められる高校が決まるんですね。

　翔西館高校だと中学３年の実力テストでは５教科で計２５０点以上取る必要があります。１教科だと５０点以上です。５０点取るのは簡単だと思われますが、中学１年の最初からなので中学１，２年の内容を忘れて戸惑うこともしばしば。英語の「現在進行形」「There is ～.」「疑問詞の使い方」「比較」等忘れていないでしょうか？数学だと「絶対値、自然数」「図形の描き方」「ヒストグラム」とかありましたね。最近習ったことばかり集中しているとテストで「この問題の解き方なんだっけ？」となってしまいます。テスト前はしっかり全学年の復習もしましょう。

　中学１，２年生は夏休み明けと冬休み明けの年２回実施されます。こちらも中間・期末テストでは点数が良かった生徒も、かなり厳しい結果になるのをよく見てきました。入試はまだまだ先だから・・・と言わずに、しっかり実力テストでも点が取れるようにしましょう。

　翔西館高校を目指す生徒は、中学１年生だと５教科で４００点以上、中学２年生だと３５０点以上は取って欲しいです。

２　内申はオール３以上または通知表の点数が９教科で２７点以上

　各学期末に学校から通知表が渡されますね。通知表の５段階の数字が一般選抜の内申(個人調査報告書)に響きます。

　翔西館高校に一般選抜で合格する内申の目安はオール３以上か、各学期で９教科で計２７点以上が望ましいです。

例えば

上記の様に、各科目の点数に差異があっても合計点で２７点以上有れば翔西館高校合格への内申点に達します。

３　中間・期末テストは７０～８０点以上取る

　２の内申点は中間・期末テストの点数、提出物・宿題、授業態度、学級委員会の参加等で決まります。この中で大きく影響があるのはやはり中間・期末テストでしょう。

　中間・期末テストは範囲が狭いので得意な単元だと大幅に点数が取れます。中学の数学２年だと方程式や関数・グラフが苦手な生徒も次の角度の単元は簡単という生徒も多いのではないでしょうか。また理科でも科学は苦手だけど生物は好き、歴史は好きだけど地理は苦手とその生徒の得意不得意で点数が上下すると思われます。

　そうはいっても点数が低いと内申も下がるので、平均点より上か、７０～８０点を取るのが望ましいです。中間・期末テストは出題範囲がテストの２週間前に発表されるので教科書やワークをしっかり行えば点数が取れるはずです。わからない所は先生や友達等に聞いて教えてもらいましょう。

本日は以上です。

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