各学年共に、定期テスト（中間・期末テスト）は１学期・２学期に中間・期末テストが各１回ずつ、そして３学期に期末テストが１回と１年に計５回実施されます。テストの内容はその時期に学習した単元から出題されます。

　当たり前ですが、一度受けたテストの内容が再度次のテストに出ることはありません。

　例えば、本日彦根市立東中学校で実施されている中学１，２年生の期末テスト。１年生の数学ではコンパスを使用した図形、円の角度や周・面積の求め方、理科では地震や地層の問題、英語は現在進行形、過去形の問題が出題されています。２年生も数学は証明、図形の角度、理科は電気についての問題等、先の２学期期末テストから後の範囲が出されていますね。

　１年生は２年生に進級後、次の１学期のテストでは新たに２年生で学んだ範囲が出ます。もちろん１年生で学んだことを生かして、新たな単元を学ぶのですが、当然１年生の学習内容が２年生の定期テストでは出題されません。

　つまり、定期テストでは教科書で習った範囲が出るのは、その生徒にとって一度しかないわけです。コンパスを使用した二等分線を作図する問題、円の面積・体積を求める問題は今回は１年生の３学期期末テストに出ましたが、今後そのような問題は２年、３年の定期テストでは出ないのです。

　ですから学校の授業で「ここの勉強はわかりやすいなー」と思ったら定期テストでは絶対間違えないようにしましょう。得意な単元の定期テストで得点を逃すと、２度とチャンスは廻ってきません。

　限定的ですが、定期テストの各科目で取りやすい時期があります。

　数学－各学年共に１学期は点数が取りやすく、平均点も高いです。これと計算問題が多くしかも簡単な内容ですので、授業をしっかり聞いて自力でワークの問題をしっかり解けば大丈夫です。２学期の中間テストは方程式、グラフ（関数）の問題で多くの生徒が苦手とするので平均点は下がります。２学期中間テストで点数が下がった、１，２年生は２学期期末テストで挽回しましょう。１年生は作図、図形の移動、立体物の面積、体積等で小学校でも習った範囲です。ワークやプリントの問題をしっかりやりましょう。２年生は証明と三角形、多角形の問題ですが証明は意外と少なく、角度を求める問題もよく出ます。証明が苦手な生徒は三角形、多角形の角度をしっかり解けば意外と高得点が出せます。

　英語－英語は積み重ねの科目ですので、普段から点数が取れない生徒は挽回が難しい科目になります。それでも点数が取りたい生徒は、出題範囲の単語の暗記、教科書の丸暗記、学校のワークやプリントを何回も丸写しして英文自体を覚えてしまうことで、急場をしのげるかもしれません。ただそれでは実力テストや高校入試には刃が立ちませんので、夏休みや３学期～１学期の間に中学１年の最初からしっかり学び直した方がいいです。

　塾で中学１年の最初からしっかり指導している所を探しましょう。レッツリトライも小学生でもわかる英文法の指導をしています。

　理科－１学期に学習する生物は暗記箇所が多いので、ぜひここで点数を取りましょう。機器の使い方や植物・動物について覚える所が多いですが、小学校で習った所もあり、親しみやすい単元です。また地学も暗記が多く頑張れば点数を上げやすい傾向になります。科学と物理はたいてい２学期に行われ、暗記箇所が多くまた計算、化学式等と覚えることが多すぎて大変です。暗記が得意な生徒は化学記号や化学式を丸覚えしましょう。「この分子とこの分子をつなげるには、どういう式にすればいいんだっけ」とか真面目に科学変化を理解するより、化学式の丸暗記の方が正解する場合が多いです。

　社会－歴史好き、地理好きという生徒もおられますが、ひたすら教科書の太字の部分を暗記する、ワークを自分のノートに書きながら覚えましょう。

　中学生の通信票の成績を上げるには？にも書きましたが、定期テストの点数は内申点に響きます。特に普段の授業でどれだけ学力をつけているのか判明するテストですので、点数が低いと先生方も「この生徒は何をしとるねん」「授業聞いてへんのか」と判断され、容易に通信票の成績が下がります。特に平均点ぐらいの生徒は苦手な単元になると一気に点数が下がる傾向があるので、授業がむずかしいなーと感じたら先生に再度聞く、友達に教えてもらう、また塾に通っているなら塾の先生に聞きましょう。

本日は以上です。

個別進学塾レッツリトライ

指導対象小学校：旭森小学校、佐和山小学校、城東小学校

指導対象中学校：彦根市立東中学校、彦根市立彦根中学校、彦根市立南中学校等、彦根市内の中学校

指導対象高等学校：翔西館高校、彦根東高校、米原高校、河瀬高校等、滋賀県内の県立高校、私立高校