中学校で定期的に行われるテストは中間テスト、期末テストそして実力テストがあります。本日は彦根市立東中学校と彦根市立中学校で３年生に行われました。

　実力テストは文字通り生徒の実力を測るテストで中学１年の最初から今まで習った範囲が出題されます。ですから１年生の夏休み明けの実力テストはまだ１学期しか勉強していないので、１学期分の範囲になります。かなり簡単なので高得点を取る生徒も多いです。

　しかし学年が上がるごとに範囲も増えるため、３年生だと１年生の最初から３年生１学期までの範囲から出題されるのでしっかり１年、２年の学習内容を理解していないと高得点は取れません。また高校一般選抜入試にに似た内容ですので、３年生の実力テストはかなり難しいです。

　数学だと最近習った平方根や２次方程式に注意しがちですが、１年生の円、四角錐の面積・体積の求め方、ヒストグラム、また２年生の１次関数、確率、連立方程式も出るので夏休みにどれだけ復習したかわかってしまいます。

　中間・期末テストの点数は内申(５段階評価)に影響します。しかし実力テストの点数は内申に響きません。たとえ１００点でも０点でも５段階評価が上がったり下がったりしません。

　ただ今後行われる学校での三者面談にて提示される高校に影響します。希望の高校に対して内申と実力テストの点数が満たされていないと、先生から異なる高校に行かないかと話されるわけです。

　中間・期末テストは範囲が少なく、時季によっては簡単または難しいと差異があります。例えば理科で生物は暗記が多いので点数が高くても、物理や化学は難しいので点数が下がる傾向にあります。科目によって点数が一定でない場合があるのですね。しかし実力テストは生徒の総合力がわかるので実力テストの点数が低いと希望の高校に合格するのは難しいでしょう。

　内申に影響がないからつ安心せずにしっかり復習して高得点を目指しましょう。

　中間・期末テストは学校の先生が作られるのですが、実力テストは学校外の業者が作ります。ですから先生に出題される内容を聞いても教えてはくれません。問題も中間・期末テストより難しいので同じような姿勢で臨むと点数が取れず青くなります。中学２年生の１月の実力テストからかなり難しくなってきます。しかも考える問題がいので思考力が試されます。

　色々と不安なる話をしましたが今回の夏休み末の実力テストは小手調べです。解答が返却されたら間違えた所、答えられなかったところの復習を徹底的にしましょう。ここで弱点を直さないと次の１０月の実力テストは点数が下がってしまいます。

　意外と点数が取れなくても落ち込まず、次のテストに向けて頑張りましょう。また中間テストもあるのでそちらも対策をしましょう。