去年の夏休みに入塾した中学３年生。その生徒のお兄さんが以前通塾されており、高校入試も近づいてきたので当塾で勉強することになりました。

　内申点はオール３で、３年１学期の中間・期末テストは平均より少し下でした。まずは範囲テストの対策と中学１，２年の総復習を行い夏休み末の実力テストに臨みました。

　結果は５教科で２００点くらい、また１０月の実力テストも同様でした。この時点で私は「工業高校に進学できるレベル」と考えていました。学校の先生も１０月の実力テストの後の三者面談で工業高校を勧められました。

　ただこの生徒は夏休み中は休みの日以外は毎日通塾して、２学期も毎日来ました。夏休みは６時間、２学期も３～４時間勉強しました。その結果入塾後３ヶ月程度たってから学力がかなり上がり、２学期の中間・期末テストでは各科目７０～８０点代を取っています。夏休みの基礎固めと毎日通塾して、学校の復習も頑張った結果今まで理解できなかった解き方もわかってきたようです。

　年明けの実力テストは２３０点くらいでした。夏休み明けの実力テストでは翔西館高校に合格するには２５０点以上必要ですが実力テストは回を重ねるごとに範囲も増え、３年の２学期に習った単元も出題されます。この辺りが結構難しいのですがわかる問題を必ず解けるよう教えたので上記の点数になりました。年明けの実力テストは平均も下がってきますので２３０点でも十分翔西館高校レベルに学力が上がっています。

　また年明けから一般選抜の過去問を解いていますが、基礎から標準レベルの問題が解けてきたのでこれなら翔西館高校に合格できるのではと期待し始めました。

　滋賀県の一般選抜入試では、途中の倍率を見た後に志望校を変更できます。その生徒はオール３でもともと基礎力はあったのと２学期の中間・期末テストの点数の上昇また年明けの実力テストの結果、そして翔西館高校の倍率が１．０でしたので入試直前に学校の先生に工業高校から翔西館高校へ入試を変更しました。学校の先生も反対されず、入試に挑み無事に合格しました。

　内申点は中学１年から評価され、各学期ごとに点数化されます。つまり普段から勉強して点数を取らないと高い評価はつきません。この生徒は点数は平均ながらも提出物もしっかり出して、授業態度も問題ありませんでした。

　平均の成績を維持するのも意外と大変です。科目によっては時期によって好き嫌いな単元、得意不得意な単元もあります。その中でも自分の力を精一杯出してきたのでしょう。

　夏休みに入塾後、この生徒のレベルに合わせたテキストと映像授業で中学１年の最初から教え直しました。最初はどの科目も簡単です。ただ早く進みたいので勉強時間は多めに取りました。つまずきやすい数学の方程式、グラフ、証明、英語の一般動詞(三人称)、不定詞、比例、理科の電流、化学等わからない問題は塾長がすぐに教えてどんどん問題を解き進めました。

　また夏休みに高校入試の過去問をとける範囲で一度解いてもらいました。中々解けず頭を抱えていましたが、「半年後には同じような問題に挑戦します。この問題は今までならった範囲を理解していれば解けます」と励まし、基礎力向上に努めました。

　その結果夏休み明けと１０月の実力テストは工業高校レベルでしたが先程の通り年明けには翔西館高校レベルに到達した次第です。

　部活動や大会も終わり、家でごろごろしてませんか？

　夏休みは中学１，２年の復習に最適な期間です。学校の夏休みの宿題も中学１，２年の総復習のテキストになっています。これは学校の先生もこの夏休みに中学校で今まで習った範囲の復習をして欲しいことの表れです。

　また２学期は英語、数学、理科は難しい単元を習います。また社会も公民に入り、暗記する内容が非常に多く毎年かなりの生徒が頭を抱えます。

　つまり２学期は日々の学校で習った単元の復習に時間を多く取られ、今まで通りの学習時間だと中学１、２年の復習の時間を作れない場合もあるわけです。日々の復習と中学１，２年の復習をする場合最低でも２倍の学習時間が必要です。

　では塾で２学期に学校の授業の予習・復習と中学１，２年の復習をする場合コマ数も２倍取るわけですから月謝も高くなります。そうなるとお母さんやお父さんから「何で１，２年の復習を夏休みにしなかったの！」と怒られるかも・・。

　熱中症の危険もあって自宅で夏休みは過ごす時間が多いでしょう。この機会にしっかり復習しましょう！

本日は以上です。

個別進学塾レッツリトライ　滋賀県彦根市西沼波町98

指導対象小学校：旭森小学校、佐和山小学校、城東小学校

指導対象中学校：彦根市立東中学校、彦根市立彦根中学校、彦根市立南中学校等、彦根市内の中学校

指導対象高等学校：翔西館高校、彦根東高校、米原高校、河瀬高校等、滋賀県内の県立高校、私立高校