国内には小学生、中学生、高校生を対象にした様々な塾があります。

　その中で自習型の塾というのがあります。一番目にするのは公文でしょうか。生徒が塾に来たら先生から用意したプリントを渡される、または自分の棚にあるプリントを持って机で解く。

　つまり、あらかじめ用意された紙のプリントを自分で黙々と解いていくわけですね。

　一通り解答欄を埋めた後、先生に持って行き丸付けをしてもらいます。その時に解答が間違っていた場合正しい問題の解き方を聞いて、新たなプリントに取りかかるわけですね。

　また途中でわからない場合も先生に聞いて解き方を教えてもらう場合も。

　これを見るとわかりますが【復習型】の指導になっています。学校で習った単元の復習を行うわけですね。生徒のレベルに合わせた色々なプリントがあるので、先生は学力に合わせたプリントを渡して学力の維持に努められます。

　自習型の塾は公文に限らず、中学生や高校生を対象とした様々な塾で行っています。その週に学校で習った単元のプリントなら解けるはずなので、復習をするなら適した指導形態ですね。

　中学生・高校生の中間・期末テストは難しく、平均が４０～６０点代になります。大体２週間前には範囲が提示され、生徒はその範囲の復習を教科書やワークでします。

　自習型の塾なら復習がメインなのでテスト対策用のプリントも数多く揃っています。生徒の学力に合わせたテスト対策プリントを次々に解いていけば高得点にも届くはずです。

　また自習型の塾には教室長、講師、チューター等が必ずいますのでテストに出そうなワークの問題も教えてもらえるはずです。テスト前にはどんどん聞いてほしいですね。

　自習型の塾は復習を主に行うので予習は苦手な傾向にあります。というか復習前提の指導で教室を構えているので予習はほぼしません。

　多くの小学生、中学生はまだ学校で習っていない未知の単元を勉強するのは抵抗します。私も予習を勧めておりますがほとんどの生徒が復習の勉強をして、学校でまだ習っていない単元に挑戦する生徒は１割くらいです。

　集団塾のように先生が黒板に書いて教えたり、個別指導のように先生が横につくわけでもありません。また映像授業で導入や解き方を最初に学ぶこともありません。

　あらかじめ生徒が解き方をある程度解っていて、プリントを自力で解けるのが自習型塾の前提なのですね。

　ですから予習をしたい、また学校より早く勉強を進めたいけど「その単元の導入」や「解き方」を教えて欲しい生徒には不向きになります。

　中学３年生は今の夏休みは中学１，２年の復習がメインなので復習の勉強に最適です。

　しかし２学期は数学、英語、理科共に難しい内容になります。私的にはできれば学校より早く勉強して入試対策の授業に取りかかって欲しいのです。普通に授業を進めると上記の難問を理解するのに時間がかかり、高校入試にぎりぎりになります。

　特に膳所高校や彦根東高校等の上位進学校の特色選抜は２月初頭にあり、また中学３年の２学期に習う単元をかなり活用した問題が出題されます。ですから進学校に進学したい生徒で早く勉強したいけど「先に解き方を教えて欲しい」生徒は、自習型の塾より集団塾や個別指導塾がお勧めです。

　しかし頭が抜きんでた生徒なら教科書やワークに掲載されている解き方、また市販の参考書やYouTubeの講義を視聴して独学で理解できるでしょう。このような生徒なら入試直前だけ自習型の塾に入るのも可もしれません。

本日は以上です。

個別進学塾レッツリトライ　滋賀県彦根市西沼波町98

指導対象小学校：旭森小学校、佐和山小学校、城東小学校

指導対象中学校：彦根市立東中学校、彦根市立彦根中学校、彦根市立南中学校等、彦根市内の中学校

指導対象高等学校：翔西館高校、彦根東高校、米原高校、河瀬高校等、滋賀県内の県立高校、私立高校