夏休みもすでに半分が過ぎようとしています。

　小学生・中学生・高校生の皆さんは夏休みの宿題、課題を行っていますか？順調に進めているなら半分、勉強熱心な生徒ならすでに終えて２周目に入って実力テスト・実力考査の対策をしているのではないでしょうか。

　夏休み前半は部活動の大会、夏期総体またクラブに参加されている生徒は大会や練習で忙しく宿題が中々進んでいないのが実情かもしれません。ですが大会もそろそろ終了して時間が作れると思います。遊びたい気持ちもわかりますが提出日までにすべて終えましょう。

　学校から渡された夏休みの宿題は冊子タイプとプリントがあります。どちらも解答と解説がついていて、生徒は解いた後に丸付けをして提出しないと内申が下がります。空白は赤ペンで書いて提出すればよいのです。

　基礎から標準の問題で応用問題は１割程度です。また本気でやれば１週間もかからずに終わる量なのでそれほど難しい宿題ではありません。

　しかし生徒の中には遊びほうけて始業式ぎりぎりまでやらない場合もあります。親から怒られてしぶしぶ始めるものの解き方もわからず、結局解答を丸写しすることに・・・。

　また基礎の問題はわかるから自分で解きますが、数学の少し問題が難しい計算や英語の単語の意味を調べるのが面倒な生徒はその問題のみ解答を丸写しする場合も。

　問題というのは自分の力で解くことで学力が高まります。自力で解かないと意味がないのです。難しい問題に当たると手が進まず思考も止まりがちですが今まで習った解き方を思い出して当てずっぽうでもいいので解いてみましょう。

　これはスポーツに例えるとわかりやすいですね。スポーツを上達したい人がいくらテレビやYouTubeでプロの選手の試合や練習を見ても、ただ見ているだけでは上手くなりません。実際に自分も真似して体を動かして失敗して、何度も繰り返し練習しないとプロの動きに近づけません。

　スポーツの初心者も同じです。スポーツに興味を持ち、道具やユニフォームを買って始めます。本やらネットまた仲間の話を聞いて動作や道具の扱い方を学びます。当然最初は上手くいきません。ゴルフでドライバーを盛大に空振りして「ボールはどこいった？」と叫んだり、サッカーではボールを空振りしてバク転したり、テニスではボールを隣のコートに打ち込むといった始末で、とても競技にはなりません。

　しかし諦めずに日々練習を積み重ねることで少しずつ上達するわけですね。

　全くの素人が「本やネットをよく見たからこの競技は得意です」とか「丸１日特訓したから腕に自信はあります」とか言っても誰も信用しません。

　勉強も日々の努力が成績の向上には不可欠です。

　ですがスポーツでは難易度の高い技をできるには何日もかかりますが、勉強の問題に関しては１日で難問が解けるようになれます。

　例えば中学生で苦手とする１次関数の場合だと、【１次関数の座標、式、グラフの書き方、座標から式を求める、グラフから面積を求める、１次関数の利用】とあります。この単元は学校では大体８時間くらいかけて教えます。ただ学校の先生も生徒がノートに写す時間や黒板に書く時間等、厳密に言うと教えていない時間もあります。ですから独学だと８時間もかからないでしょう。

　また座標やグラフの書き方は１年の比例のグラフを覚えていれば簡単に理解できます。土日に頑張って覚えればまだ習っていない生徒でも理解できるようになります。そして練習問題に挑戦して解ければマスターしたといっても過言ではありません。

　スポーツを頑張って様々な技を習得しても毎日続けないと腕が落ちてしまいます。

　勉強も一度理解してその時は自力で問題が解けても、やはり数ヶ月から半年ほど復習をしていないと解き方をよく忘れます。何となく覚えているけどこの解き方で合っていたかな？となる生徒の多いこと！

　学校では日々新たな単元を学ぶのでそちらの勉強で大変でしょうが、上記の様に難しい単元も１日で自力でとけるまで理解できようになるので普段から復習をしましょう。多数の生徒が過去の単元で苦手だった単元は実力テストにも出題される傾向が高いです。

　特に中学３年生はこれから第一回目の実力テストを迎えますが予想としては

　英語・・・一般動詞・be動詞、過去形、現在・過去進行形、不定詞・動名詞、比較、受け身

　数学・・・１次方程式・連立方程式、立体(円柱、円錐)等の面積・体積、ヒストグラム、箱ひげ図、確率、比例・反比例、１次関数、証明

と結構忘れている問題が多く出ます。

　他にも理科ではルーペ・顕微鏡・ガスバーナーの各部の名称、使い方、光の屈折、音の時間、地層、地震の時間、水蒸気の計算等覚えておられるでしょうか？化学や物理に注意が向きがちですが実力テストでは１，２年の範囲がほとんど出ます。広範囲になりますが諦めずにできる限り復習しましょう。

　スポーツの例の通り練習を続けないと体力もつかず、技量も上がりません。

　勉強も同じです。ただ頑張って理解できればスポーツより習得率が高まります。わからない問題は解答・解説を見てもいいので「こうやって解くんだ！」となってほしいのです。そのための解答・解説ですから。

　各単元の最後の問題はかなり難しく、どうしても解らない時は答えを丸写ししてもいいでしょうが、それ以外はとにかく考えて間違ってもいいので答えを出しましょう。これはバスケットボールのシュートの練習みたいな物ものです。中々ゴールを決められなくても練習を重ねるとある日急に入れられるようになります。

　勉強もわからなくても一から勉強し直すと急に理解できるようになります。日々の勉強が頭に記憶され、無意識に新たな解き方を考えて別の角度から勝手に解き直すのですね。

　夏休みの残りは部活動や遊びのためではなく勉強のために使うよう願います。

本日は以上です。

個別進学塾レッツリトライ　滋賀県彦根市西沼波町98

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