滋賀県の高校入試には特色選抜、推薦選抜、スポーツ推薦選抜、一般選抜（選抜＝入試）があります。

　このうち特色選抜は膳所高校、守山高校、彦根東高校、草津東高校、米原高校、虎姫高校、河瀬高校等の進学校が該当します。要は大学進学を目指す高校ですね。偏差値も５５以上あって勉強に主体をおいたカリキュラムになります。

　特色選抜の問題も各高校が独自に考えた問題なので、その高校の偏差値に見合った問題が出題されます。ただ今日の日記で伝えたいのは問題の内容ではなく、試験そのものについてです。

　それは特色選抜を受験して合格した場合、必ずその高校に入学しないといけません。必ずです。

　合格したにも関わらず、１ヶ月後の一般選抜を受験して他の高校へ入学することはできません。むしろ一般選抜も受験できません。

　膳所高校に合格したなら膳所高校へ、彦根東高校に合格したなら彦根東高校へ、米原高校に合格すれば米原高校へ。当たり前の事ですが、このあたりを理解していない中学３年生もいるので、覚えて下さい。

　希に【一般選抜の練習】として、特色選抜を受験する生徒がいます。特色選抜は一般選抜より難しく倍率も高いのですが、入試に慣れる意味を込めて受験するのですね。

　ここで注意したいのは、受験する高校はあくまで第一志望の高校を受験して下さい。仮に本命は彦根東高校ですが、練習として受験した米原高校の特色選抜に合格した場合、米原高校へ入学しないといけません。取り消しは不可能です。

　「うわ～ん、彦根東高校行きたかったのに～」と泣いても無駄です。

　推薦選抜も同様で合格すれば、その高校に原則入学します。

　特に推薦選抜は学校長の推薦を受けた生徒しか受験できません。これは中学校の校長先生が「この生徒なら推薦先の高校でも頑張ってくれるだろう」と期待を込めて推薦するのです。また推薦も生徒の志願制です。

　これで合格したのに「やっぱり他の高校に行きたいので一般選抜を受けたい」と言おうものなら、周りから失望されるでしょう。

　推薦選抜は多くの生徒が望んでいます。その中から推薦されたのですから恐らく合格を翻す生徒はいないでしょうが上記の内容を頭の片隅にとどめておいて下さい。

　特色選抜・推薦選抜で合格した生徒と、一般選抜で合格した生徒は入学後、別々のクラスに分けられることはありません。一部の高校ではスポーチ推薦は固まってクラスに編入されると聞いたことはあります。

　ここで「私は特色で合格したから偉い」とはなりません。高校の勉強は難しく覚える量も半端なくついていくのが大変です。入学後は謙虚に学校の授業をしっかり学びましょう。

　特色選抜の問題は進学校にむふわしい難問が出題され、推薦選抜も校長先生からの推薦が必要です。

　「普通の成績」では特色・推薦を受験するのは難しいです。できれば内申も４か５が欲しいですね。そのためには中間・期末テストで高得点を取り、授業態度も熱心にそして提出物も期日に丸付けして提出する。また推薦選抜では部活動で実績がある生徒も選ばれます。部活動に熱中するのは良いのですが部活動で推薦を狙う場合も内申は３以上が望ましいですね。

本日は以上です。

個別進学塾レッツリトライ　滋賀県彦根市西沼波町98

指導対象小学校：旭森小学校、佐和山小学校、城東小学校

指導対象中学校：彦根市立東中学校、彦根市立彦根中学校、彦根市立南中学校等、彦根市内の中学校

指導対象高等学校：翔西館高校、彦根東高校、米原高校、河瀬高校等、滋賀県内の県立高校、私立高校