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8月11日 滋賀県立彦根東高等学校の特色選抜(特色入試)に合格できる学力は?

彦根城のすぐ横にある高等学校

 彦根にそびえ立つ国宝彦根城とお堀をはさんで構えている滋賀県立彦根東高等学校。

 200年の歴史があり、文部両道を掲げる彦根の進学校になります。私も小学生の頃から地元で頭かいい生徒は「東校に行くのだよ」と言われていました。私は滋賀県立西高等学校に進みましたが・・・。

 偏差値も68と高く進学先も当然ですが大学ばかりです。また部活動も盛んで文化系が強く、新聞部や囲碁部か強いのは彦根の方にもよく知られています。スポーツ系では野球部が活動に熱心ですね。

特色選抜(特色入試)とは?

 特色選抜とは滋賀県の高校入試の一つで毎年2月初頭に実施されます。

 進学校(膳所高校、彦根東高校、守山高校、草津東高校、米原高校、虎姫高校、河瀬高校等)独自の入試で、高校によって出題内容が異なります。同日に受験しますので複数の特色選抜を受験することはできません。また推薦選抜も同じ日に実施されるので、特色選抜と推薦選抜を両方受験することも不可能です。

 出題内容はほとんどの高校で、筆記問題2問と小論文の設問で形成されています。

 筆記問題は国語・英語・社会の融合問題と、数学・理科の融合問題で文系・理系の問題ですね。問題の難易度ですが一般選抜と異なり、高校によって難易度が偏っています。一般選抜は易しい問題から超難問まで揃っていますが、特色選抜では偏差値の高い高校ほど問題も難しくなります。

 膳所高校や彦根東高校、守山高校レベルの特色選抜は全問が難問ばかりです。中学3年間の勉強をしっかり覚えて応用問題も解ける学力がないと解くのは困難です。

  また倍率も高く、彦根東高校の特色選抜では普通科で約5倍、理数科で2倍です。成績の高い生徒が受験するので問題をどれだけ解けるかが合否の結果になります。

特色選抜(特色入試)の難しさ

 文系・理系の問題に共通して挙げられるのは理由や説明を書く問題が多いことです。この問題が全体の1/3くらい占めています。故に選択問題や計算問題を全問正解しても理由を書く問題、記述式問題を埋められなければ高得点はほぼ不可能になります。

 また問題文も長文が多く、文系だと日本語の長文と英語の長文を読んでそれぞれの問題のとりかかりますが読むだけでも結構時間がかかります。中学校の定期テストなら一科目ずつ受けたので、英語のテストなら英語の長文、国語のテストなら日本語の長文でしたが1つのテストで日本語・英語の長文を読むのです。

 特に英語は文法、単語・熟語はもちろん時制(この文は今の文か、過去の文かそれとも明日以降のことについて話しているのか)を読み取る力も必要です。文法では比較の問題が多いので誰が(どれが)多いか、高いか等の区別もきちんと読み取る力が試されます。

 理系の問題も応用問題が多く、単純な計算問題はほぼありません。グラフや図形、問題文をよく読んで求められている答えを素早く計算する力が必要です。数学の証明、相似、関数、理科の化学、物理等多くの生徒が苦手とする単元から出題されますが彦根東高校に入学したいのならこの難しい単元に自ら挑むほどの気概が欲しいです。これで諦めているようでは高校の勉強もついていけません。

彦根東高校の特色選抜(特色入試)に合格できる学力は?-内申とテストの点数

 内申点は【中間・期末テストの点数】【授業態度】【提出物】によって決まります。生徒会や学級委員等の活動も考慮される場合がありますが、進学校志望の生徒にはあまり関係ありません。また部活動やクラブ活動も関係ありません。

 【中間・期末テストの点数】

 特色選抜での合格を目指すなら、上の表のように中学1年から各科目共に高得点を取って下さい。中学の英語、数学、国語は難しいと聞きますが1年の範囲は小学5,6年の発展的な内容ですのでまだ易しいです。

 現に1年1学期のテストは英語は「アルファベット、I am , This is , He play」等の文で学校の先生の授業で十分理解できます。数学も「正負の計算、加法、減法、乗法、除法」などで高得点は取れる問題です。

 特色選抜を受験する生徒は、各中学校でも上位8%以内の生徒が受けます。仮に80点で1位だったとしても他の中学にはもっと成績の良い生徒がいるのです。ですから中間・期末テストは上の表の点数を目指して努力して下さい。

 1年の2学期または2年の2学期で成績をが下がる生徒が多く見受けられます。これは1学期の数学や理科は簡単な傾向にあるのですが、2学期からは授業も難しくなり「1学期で高得点取れたから、2学期も大丈夫」と油断していた生徒が惨憺たる結果になるのです。

 ここで注意したいのは当然ですが同じ単元(問題)は次以降の中間・期末テストには出題されないことです。2年の連立方程式なら計算問題は簡単です。しかし次のテストでは文章問題、1次関数と新たな単元に移ります。自分が簡単だと思う問題は全問正解を目指してましょう。

 【授業態度】

 彦根東高校を目指す生徒なら授業もまじめに聞くので問題ないでしょう。

 【提出物】

 こちらも遅れることなく提出できるでしょう。ワークの問題の各単元の最後には過去に都道府県の入試に出題された難問があります。できればこちらは自力で解くよう頑張って下さい。証明や相似、1次関数・2次関数の問題が解けると自信がつきます。

 一番重要なのは【中間・期末テストの点数】です。これは普段からしっかり勉強する生徒なら授業態度も良く、提出物も自力で解き期限までに提出します。普段から勉強していて、その結果中間・期末テストで高得点を取れるという流れを学校の先生も把握しているからですね。

特色選抜は当日の入試が7割、内申が3割

 毎年2月始めに実施される滋賀県立彦根東高等学校の特色選抜入試は当日の点数を7割、中学3年間の内申を3割査定して合否が出ます。

 当日の入試の点数が合格レベルに達していなくても、内申でカバーできるかもしれません。点数がギリギリの場合、同じ点数の他の生徒と比べた場合、内申が高い方が合格します。

 逆に内申が低くて当日の点数が高くなるのはまずありえません。内申の4以上には中間・期末テストの点数が80点以上は必要です。普段から勉強していないと高い内申はつかないのです。

 ですから彦根東高等学校を目指す生徒は中学1年の1学期から内申で5をとる勉強をしましょう。一度ついた内申は変えられません。仮に1年でオール3だったとして、2年・3年で内申を上げても厳しいです。

 これは内申は各学年ごとに平均した点数を出して、1~3年の点数を足した数字が入試の内申になります。3を取ると平均で4か5以上にするには、連続して5を取らないと中々なりません。

 「2年から頑張る」「部活がなくなる3年の夏休みから頑張る」では遅すぎます。

順位に気を取られないで

 クラスで90点以上の生徒は恐らく1人か2人くらいでしょう。そしてそのクラスでは1位か2位になります。素晴らしい成績です!

 学年でも上位10%以内に入るのではないでしょうか?

 これで「私は彦根東高校は楽勝だ!」と思いますが、油断は禁物です。滋賀県内の中学校は総数105校あって1学年の生徒数は約1万人います。計算すると1校に約100人生徒がいて、その上位10%=10人なので彦根東高校の合格圏には入れそうです。

 しかし中学校も各校で偏差値が違います。また中間・期末テストも各校の先生によって難易度が異なり正しい学力はテストでは測りにくいです。

 自分の通っている中学校で上位でも、他の中学校には学力の高い生徒が多数いるかもしれません。できれば模試を行い自分が県内でどれくらいの成績なのか客観的に観た方がいいでしょう。

副科目も頑張ろう!

 一般選抜の入試の内申には副科目(保健体育、美術、音楽、技術家庭)も含まれます。

 運動や美術・音楽は素質もあって中々高い内申を取れないのでは?と思いがちですが、普段の授業をそつなくこなして期末テストで高得点を取れば5または4は取れます。テストは暗記がほとんどなので技量が低くてもテストの点数で十分に補えます。

過去問にも早めに挑戦しよう!

 夏になると滋賀県立彦根東高等学校の特色選抜の過去問(赤本)が書店で販売されます。特色選抜と一般選抜の5年分の過去問が掲載されているので入試対策うってつけの本です。

 多くの生徒は冬休みくらいからこの過去問を解き始めます。しかし彦根東高校を目指す生徒なら中学3年の夏休みくらいに一度解いて欲しいのです。まだ学校でならっていない単元もあって解けない問題も多いと思いますが、特色選抜入試は中学1年の最初の範囲から出題されるのである程度の問題は解けるはずです。

 また英語もたいていの文法は習っているので多くの英文を訳せるでしょう。単語は教科書巻末の単語のページを見て訳しましょう。

特色選抜の点数は同じ点数になりやすい

 特色選抜を受験する生徒の成績は偏る傾向にあります。

 つまり表のように高成績の生徒ばかり受験しますので、当日の入試の点数は同じ点数に偏る可能性は高くなります。ここで中学3年間の内申点が活かされます。内申が高ければ他の生徒よりも有利になるのは自明の理です。点数が受験者の中で下の方でも内申が高いと合格できる確率は高くなるのです。

 彦根東高校を目指す生徒は何回も言っていますが内申で5を取るよう頑張りましょう。

日々勉強しましょう

 彦根東高校の特色選抜受験者の偏差値は68で、これは上位6%に該当します。先程滋賀県の中学校は105校と紹介しましたが彦根東高校の特色選抜の定員は96人になります。ということは単純に計算すると1校あたり約1人が進学することになります。

 上位6%以内にいても彦根東高校に合格できるか難しい所です。最終倍率も昨年は5.25倍と高倍率です。

 テストで高得点をとっても浮かれることなく勉強を続け、学力の向上に努める必要があります。部活動も大切ですが勉強に力を入れましょう。

本日は以上です。

個別進学塾レッツリトライ 滋賀県彦根市西沼波町98

指導対象小学校:旭森小学校、佐和山小学校、城東小学校

指導対象中学校:彦根市立東中学校、彦根市立彦根中学校、彦根市立南中学校等、彦根市内の中学校

指導対象高等学校:翔西館高校、彦根東高校、米原高校、河瀬高校等、滋賀県内の県立高校、私立高校