ほとんどの塾には個別指導、集団指導問わずに宿題があると思います。塾にはなぜ宿題があるのでしょうか？

　理由１　当日の授業の復習として

　塾に１教科週１回で５０～８０分の授業を受けるとします。次の授業まで６日間あるので、復習をしないと授業の内容を忘れがちになります。人は繰り返し練習や動作をすることで勉強なりスポーツなり覚えていくのですね。ですから当日の授業の内容を思い出しながら、宿題をすることで学力をつけるわけです。

　塾によっては前回の内容の復習テストを実施するところもあります。宿題をきちんとすけば高得点が取れるので、宿題はしっかりやりましょう。

　理由２　塾の良さをアピールするため

　塾の宿題はかなり多い傾向があります。プリントだけではなく、宿題専用のテキストを用意する塾も。学校の宿題・提出物に加えて塾の宿題が多いととてもさばききれません。部活動の忙しい生徒は、帰宅後疲れているので学校の宿題だけで精一杯ではないでしょうか？それでも塾から宿題は多く出ます。

　なぜこんなに宿題を出すかというと、週１、２回の通塾では塾での勉強時間は約２～５時間だと思います。単純に考えて１週間に勉強時間が２～５時間では少ないでしょう。もちろん学校の宿題等があるので、そちらを含めれば勉強時間は増えるのですが、高い授業料を払う割には時間が短いと思われてしまいます。

　そこで塾から大量の宿題を出して、家で勉強して通塾は週１，２回ですが塾の宿題で毎日勉強できるのですよ、と塾の良さをアピールするわけですね。

　あまりに塾からの宿題が多い場合は、通っている塾に相談しましょう。学力や成績向上のために通塾したものの、宿題が嫌になって塾が嫌いになれば本末転倒です。

　近年の塾はお子様の環境や学力レベルに合わせてもらえる教室が多いので、子供の宿題が多すぎると感じた場合は相談しましょう。

本日は以上です。

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