中学校の部活動は内申に響くのか興味のあるかたもおられるでしょう。結論から言うと内申点に影響はありません。

　内申点は通信票の５段階評価のことですね。こちらの成績の評価は、定期テスト(中間・期末テスト)や小テストの点数、授業態度、宿題・提出物などで決まります。部活での活躍等は５段階評価では使われないのですね。

　ではまったく進学に考慮されないのかというとそうではありません。部活動や学級委員等の活動記録は内申書に記されます。

　内申点は上記の通り

　・定期テスト、小テスト等の点数

　・授業態度

　・宿題、提出物の有無

で決まり、５段階表にされます。

　内申点に対し、内申書は中学生活で送った

　・部活動での実績

　・生徒会活動

　・学級委員会活動

　・校外活動

など学校での授業とは関連しない活動が記録されます。

　ですから通信票の５段階評価の成績を上げるには授業をしっかり聞き、宿題や提出物をしっかり出して定期テストで点数を取らないといけないわけですね。

　中学の部活動の実績が高校入試にまったく効果がないのかいうとそうではありません。

　県大会や全国大会、県内の新記録、ベスト８に入る等輝かしい実績があると、スポーツ・文化芸術推薦がある高校では推薦を受けられる場合があります。ただ本当に県内で上位レベルでしか推薦をもらえないので、抜きんでた努力が必要でしょう。また高校によってスポーツ・文化芸術推薦の内容が違うので、得意な部活動で志望の高校のスポーツ・文化芸術推薦が受けられないことにもなりかねません。今している部活動が自分は得意だからといって受験方法はスポーツ・文化芸術推薦のみ、と思うのは止めておきましょうね。

　部活動で輝かしい実績がある場合はスポーツ・文化芸術推薦を受けられなくても、推薦選抜を受けられる場合があります。内申点が志望の高校の合格レベルに近く、部活動で著しい成績があれば、こちらの内容の通り通常の推薦選抜を受けられる可能性もあるので、１，２年生で記録がある生徒は中学３年の１学期末まで部活を頑張るのも良いでしょう。

本日は以上です。

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