中学校では各学期末に通信票が渡されます。いわゆる通信簿ですね。

　一つの学期の成績が５段階で評価されていて、夏休みや冬休み等の長期休暇を前にしてお子様達はドキドキし手通信票を先生からもらいます。５や４とか、前回より上がっていたら保護者も生徒も喜ぶでしょうが、下がっていたり２とか１だと保護者の方は顔が青くなるでしょう。

　通信票の点数の付け方ですが、どのようにつけるか一例を載せます。

国語　１　国語への関心・意欲・態度

　　　２　話す・聞く能力

　　　３　書く能力

　　　４　読む能力

　　　５　言語についての知識・理解・技能

社会　１　社会的事象への関心・意欲・技能

　　　２　社会的な思考・判断・表現

　　　３　資料活用の技能

　　　４　社会的事象についての知識・理解

英語　１　コミュニケーションへの関心・意欲・態度

　　　２　外国語表現の能力

　　　３　外国語理解の能力

　　　４　言語や文化についての知識・理解

数学　１　数学への関心・意欲・態度

　　　２　数学的な見方や考え方

　　　３　数学的な技能

　　　４　数量・図形などについての知識・理解

理科　１　自然現象への関心・意欲・態度

　　　２　科学的な思考・表現

　　　３　観察・実験の技能

　　　４　自然現象についての知識・理解

美術　１　美術への関心・意欲・態度

　　　２　発想や構想の能力

　　　３　創造的な技能

　　　４　鑑賞の能力

音楽　１　音楽への関心・意欲・態度

　　　２　音楽表現の創意工夫

　　　３　音楽表現の技能

　　　４　鑑賞の能力

保健・体育　１　運動や健康・安全への関心・意欲・態度

　　　２　運動や健康・安全についての思考・判断

　　　３　運動の技能

　　　４　運動や健康・安全についての知識・理解

技術・家庭　１　生活や技術への関心・意欲・態度

　　　２　生活を工夫し創造する能力

　　　３　生活の技能

　　　４　生活や技術についての知識・理解

以上のそれぞれの項目をA,B,Cのどれかに評価して、合計した結果から各教科に１～５の評定がつきます。

　具体的に述べると、定期テスト(中間・期末テスト)の点数、授業中の態度、宿題・提出物の有無等が上げられます。

　次のような事をすると、通信票の成績が下がります。

・定期テスト(中間・期末テスト)の点数が低い

・授業中の態度が悪い　例：先生の話を聞かない、私語をする、居眠りする、よそ見をする等。先生は授業中の態度をよく見ています。特に話しを聞かない態度は、本人が気づかれていないと思ってもよく見破られます。

・宿題・提出物をやらない、出さない　週ごとにあるプリントや宿題の提出をしない、出さないのはもちろん、定期テストに出される提出物はしっかり出さないと、通信票の成績がほぼ確実に下がります。

　逆に次のような事は、通信票の成績を上げられます。

・定期テスト(中間・期末テスト)の点数で高得点を取る。または前回より点数を上げる。

・授業中は、先生の顔を見る、しっかりノートをとる、教科書を閉じたままにしない、ひじをつかない、ほおづえしない、当てられてもすぐに「わかりません」とは言わずにわかる範囲でいいので答える等です。当てられたときにまったくわからなくても、頑張って答えようとしたり、思い出そうという姿勢は先生から見ると「なんとか答えようとしているのだな」と好印象をもたれます。すぐにあきらめないようにしましょう。

　通信票の成績は上記の通り、定期テストの点数、授業中の態度そして提出物としっかりやれば３か４が、他の生徒より努力すれば５がつきます。

　１か２はテストの点数より、授業中の態度と提出物の有無がひどいとつきやすい傾向になります。授業の進行を妨げたり、提出物や宿題を出さないのは先生からすると、とても悪い評価につながります。１か２がある生徒は、授業中はしっかり先生の話を聞いてノートをとり、宿題もきちんと出しましょう。

本日は以上です。

個別進学塾レッツリトライ

指導対象小学校：旭森小学校、佐和山小学校、城東小学校

指導対象中学校：彦根市立東中学校、彦根市立彦根中学校、彦根市立南中学校等、彦根市内の中学校

指導対象高等学校：翔西館高校、彦根東高校、米原高校、河瀬高校等、滋賀県内の県立高校、私立高校