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3月6日 過去問の正答率から考える滋賀県立高校入試対策

過去の入試の正答率を確認しよう

 こちらの滋賀県教育委員会のページに滋賀県の高校入試に関する情報が記載されています。その中の結果のまとめに受験者数や倍率、そして各教科の正答率が載っています。

 数学だとこのような感じですね。

 大問1はすべて50%を超えていますが大問2・3では50%超えは一問のみ、大問4は問題(1)の正答率が44.9%になっています。

 試験の内容ですが大問1は正負の式、連理方程式、多項式、ヒストグラム、確率等の計算問題で構成されています。こちらは中学1年~3年の計算問題で比較的やさしい問題です。

 大問2は1次関数の問題で問題(1)のaの値を求める問題の正答率は59.3%なのに対して同じ(1)の3a+bの値を求める問題の正答率は37.6%、(2)は27.7%、(3)は8.4%、(4)は4.0%と正答率が極端に下がっていきます。

 大問3と4も同様で(1)の問題の正答率は高めですが(2)以降は正答率が低く10%を切っています。

一般入試はどこの高校でも同じ問題が出題されます

 なぜ上の表のような結果になるのでしょう?

 それは一般選抜の問題は滋賀県の県立高校ですべて同じ内容の問題を解くからです。特色選抜では各高校が作成した問題を解きますが、一般選抜では当日約7,000名の受験生が同じ問題に挑戦するわけですね。

 つまり膳所高校や彦根東高校、翔西館高校、愛知高校と異なる偏差値の高校の入試問題が一緒なのです。ですから成績のとても高い生徒も、低い生徒も同じ問題を受けるので問題が難しすぎても優しすぎてもいけないのですね。

 それを考慮して表を見ると大問1は成績の低い生徒でも解ける問題が多く、大問2,3,4の(1)の問題も解きやすく設問されています。そして大問2,3,4の(2)以降は中堅~上位レベルの成績の生徒が解ける問題になっているのです。

まず大問1を全問正解しよう

 数学の入試対策はまず大問1をすべて解きましょう。平均レベルの生徒なら全問正解するはずです。これだけでも4割近くの点数が取れます。高校入試の各教科の平均は50点になるように設問されているので、数学に関しては大問1だけで半分近く取れます。

大問2,3,4は(1)と(2)に挑戦しよう

 大問2,3,4に関しては問題文をよく読んで問題(1)とできれば(2)に挑戦しましょう。正答率からわかる通り問題(1)は50%以上正解する場合もあるので、問題を見て打ちのめされずに問題(1)を解きましょう。

正答率1桁代の問題は・・・

 大問2,3,4の最後の問題は諦めて大問1や大問2,3,4の問題(1)の見直しをした方がいいでしょう。

 例えば大問3の問題(3)の正答率は0.6%となっていますが、受験者数約7,000人のうち42人しか正解しませんでした。滋賀県公立高校トップの膳所高校の一学年の生徒数は360人なので、膳所高校を受験する生徒の2割程度しか解けなかったのですね。さらにこの年の数学の点数ですが90点以上の生徒は0人です。

 つまり一番難しい問題を解けた生徒でも他の問題を間違えているわけです。赤本などの過去問をすらすら解ける実力があるなら全問に挑戦するのはおおいに勧めますが、できれば自分がわかる範囲を解いて時間が余ったら見直ししましょう。

本日は以上です。

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