・11月は彦根市西沼波町の総合防災訓練が実施されました
11月16日は塾長が住む彦根市西沼波町にて総合防災訓練が実施されました。
塾長は西沼波町自主防災会の副本部長を務めております。当日は8時30分に役員のみで集合した後、9時に各部の部長に連絡網で避難活動を行うよう連絡しました。西沼波町には情報通信部、避難誘導部、救出救護部、消火部、給食給水部と5つの部があります。
連絡網をまわした後、部の方たちと共に参加される町民達も広場に集合されました。
また消防第8分団の団員の方達も来られて、訓練の補佐にまわっていただきました。
・訓練準備と開始
訓練に必要な道具を出した後、各部ごとに順番に訓練が行われました。
下図は救出救護部の活動です。倒壊した家屋の柱に脚等が挟まった人を救出するため、木材をチェーンソーで切断する訓練です。発電機も使用して照明で照らし活動しやすくしながら作業を無事終えました。
次に負傷者を運ぶための応急担架の訓練に移りました。金属と布でできた専用の担架と、竹と毛布で作った応急担架の2つを組み立てて実際に負傷者役の方を運搬しました。
次は情報通信部と避難誘導部の方達に簡易トイレの設置をしていただきました。災害時に要望される高い問題がトイレの設置です。食料や医薬品は比較的早く運べてもトイレが使えないのは災害に遭われた方からの体験談でも聞きました。西沼波町防災会ではその点をふまえて2年前に簡易トイレとテントを2つずつ購入しました。
設置も簡単で外から見られないようにテントで覆うので安心して使用できます。尚二枚目の画像の便座にはもう一枚中に袋を入れて底に用を足します。
次は消火部の訓練です。当日は水消火器を用いた訓練を行いました。水消火器とは文字通り水が出る訓練用の消火器で、主に消火器の操作を主眼においております。実際の火事の場合、慌てて黄色の安全ピンを抜かずにあらん限りでレバーを握るかもしれませんので、手順を一人一人に説明しながら訓練しました。
塾長も操作しましたが、この水消火器では火事の火は消し止められません。せいぜい落ち葉の焚き火が消せるかどうかでしょう。
また本物の消火器を用いると、噴射した粉末の後始末がとても大変です。
すべての訓練を終えた後、第8分団長から講義をしていただき、本部長の挨拶で訓練を終了しました。
当日は普段会えない町民の方達とも会えて有意義な1日でした。